
かつてはNWAは全日本プロレス、AWAは国際プロレスと提携していたが、のちにAWAも全日本と提携する事となった。
AWAに属するレスラーも全日に来日する事となり、NWA勢と組んだり戦ったりする機会が出来た。
その図式が良く分かったのが『世界最強タッグ決定リーグ戦』で、兄弟共にNWA世界王者に就いたファンクスとの対決は『NWAvsAWA』と称される事が多かった。
◇1978年大会…ファンクスvsニック.ボックウィンクル、ブラックジャック.ランザ
◇1980年大会…ファンクスvsニック.ボックウィンクル、ジム.ブランゼル
◇1981年大会…ファンクスvsハリー.レイス、ラリー.ヘニング
◇1985年大会…馬場、ドリーvsニック.ボックウィンクル、カート.ヘニング
◇1986年大会…ファンクスvsリック.マーテル、トム.ジンク

ちなみに言うとNWA勢の5戦5勝。
自身も世界王者となり、古くから提携しているNWAをAWAより下にするブッキングを馬場さんには出来なかったのかも知れませんね。

(追伸)以前、Twitterで知ったのだが、最強タッグ1980年大会に出場したニックのパートナーは当初はレイ.スティーブンスが予定されており、ポスターやチケットには写真や名前が印刷されていたそうだ(上記における右)。
元AWA世界タッグ王者チームのニック、スティーブンス組の参戦ならば、豪華メンバーが集うリーグ戦を盛り上げていたのではないか…と思われる(恥ずかしながら私はレイ.スティーブンスの試合を見た事がないので断言は出来ない)。
結局は『ミズーリの隼』ジム.ブランゼルがニックのパートナーになったのだが、そのままスティーブンスが参戦していたら、ファンクスやブッチャーより順位が上回らないようなブックをスティーブンスが飲んでいたのか…どうなんだろう?





